新年あけましておめでとうございます。
2011年はおせち騒動にはじまり、社会全体としても、私個人としても、本当にいろいろなことがあった年でした。こうして2012年を迎えられたことに、これまで支えてくださったみなさまへ、心から感謝の気持ちを申し上げたいと思います。
引き続き、みなさまのお役に立てることを探し続けていきたいと思いますので、2012年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
以下、大晦日までにPostする予定だったのですが、私個人の2011年のアクティビティの記録を残しておきたいと思います。(昨年もやったので、今年も)
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ずいぶん前から言われていることですが、近年あらためて、知識のないクライアントと、知識のあるWeb制作会社という構図は変わってきているように感じます。
企業やサービス提供側が、システムエンジニア、デザイナー、ライター、アナリスト、といったいろいろな人が入り混じったWeb専用の軍団を組み、Webガバナンスを構築し、運営している例が、確実に増えているのではないかと思います。
彼らは誰よりも勉強熱心で、Webの可能性を信じていて、Webのことに詳しいですし、情報の取り扱いの重要性を現場でヒシヒシと感じ、全責任とリスクを抱えながら、実践しています。ここ一年の例で見られたように、ひとつの情報が人を殺すこともあるし、逆に何人もの人を助けることがあるというのを、理解しています。
最近聞いた話では、Web制作者同士のつながりがあるように、Web担当者同士の横のつながりがあるのだそうです。さらに、一千万円以上規模のCMSになれば、CMSのユーザ会なんてものもあるのだそうです。それらつながりのなかには、女子会や、スイーツの会、血液型の会などもあって、活発に情報交換が行われているようです。
他の業務と兼務のWeb担当者、Web担当者になったばかりの方は、Webのことは右も左も分からないといったことがあるでしょうし、横のつながりを持っていないことが多いのではないでしょうか。そうなると、孤立し情報に閉ざされます。その状態の中、Webを稼働させるしか無く、よいパートナーを見つけなければ、的の外れたWebサイトが出来上がって、成果を上げられずコストばかりがかさむ可能性があります。1~2年単位で人事異動を行う、ジェネラリストの考えで組織している企業にとっては特に、Web運営は難しい問題なのではないでしょうか。
Web制作会社は何をするべきでしょうか。企業の姿形は本当に多種多様ですから、業界全体として、何に偏ってもいけませんし、いずれも重要なポジションです。もちろん、企業規模や業態によっては、パンフレット的なWebだけで十分に間に合う、といったことは多々あるでしょう。ただ、企業に変わってWeb軍団になる、あるいは、Web軍団のお手伝いをするシーンはこれからどんどん増えていくのではないでしょうか。(もちろん、この間に広告代理店という存在を無視することは出来ませんが)
- 企業のWeb軍団に変わる役割を担う
- 企業のWeb軍団の要望を実現する(実作業を行う)
- 専門家として、企業のWeb軍団をコーディネートする
最近、デザイナーやプログラマが、サービス提供側に入社する、というハナシをよく聞くようになりました。技術もデバイスも多種多様で複雑化し、本当に良いものを提供しようと思うと、デザインや実装の力がないがしろにできるものではなく、プロジェクトの根幹を担うようになってきたのではないかと思います。
また、分業化も後退しているように思います。分業するにしても、やはり自分の職域を超えたスキルを持った人間が重宝されています。分業化しては本質的に良いものが作れない可能性が高い、ということに業界全体が気がついてきているのではないでしょうか。(もちろん、大規模なプロジェクトは、分業化は必要不可欠ですが)
あちこちで、資本主義社会の崩壊が予測されるように、すでに企業に求められる本質的な役割は、資本や物資やサービスを運営して利潤を獲得することではなく、社会的責任や社会に対するメッセージに基づいた活動にシフトしているのではないかと思います。
それは建前や後付けであってもかまいません。とにかく、今まで付随的=セカンダリであった、社会的な活動がプライマリなポジションにシフトしているのではないでしょうか。そうでなければ、その企業の存在価値はない、と言えると思いますし、そして、それはWebに反映されて、しかるべきです。
2011年も社会のいろいろなことが変革した一年でした。2012年もたくさんのことが変革する年になるでしょう。きっと、時間が流れ続ける限り、変わらないものはないのだと思います。Webはもっと良くなるべきですし、何よりも社会はもっと良くなるべきです。これからのWebに求められていることを嗅ぎとり、少しでもWebが良くなるように、そして、社会が良くなるように。そのために、Web軍団の構築は避けられないのではないかと思います。
最近、そのようなことを考えています。
第5回企業ウェブ・グランプリでグランプリを受賞した「キヤノンWebサイト」。存在しないURLをタイプした時の対応が、細やかで好印象だったのでシェアします。
移動するキーワードと、移動しないキーワードがまちまちですし、完全ではありません。きっと、リニューアルに伴ってディレクトリ構成を変更したため、このような仕組みが加えられたのか、あるいは、昔から製品情報等のマニュアル類にURLを記載する際、長いURLだと不親切なのでShort URLを設定していたのか、詳細なところは分かりませんが、このような設定は簡単にできるのでしょうか?何かとメリットがあるので、可能であればケアしたいポイントですね。
本日(2011年12月18日)はSwapSkills Vol.23「ワークショップで学ぶ!モバイルファーストでのコンテンツ整理&プロトタイプ制作(1)」に参加しました。SwapSkillsさんでは、ワークショップ形式は初めてとのことだったのですが、二人のキャラクターもあり、とても楽しい、刺激的な2時間半になりました。
まずはじめに司会進行を担当された大本さんに、ワークショップのそもそもの定義を解説いただき、じっくり腰を据えることができました。続いて、菊池さんの講義とワークショップは、業務経験のなかから得られた説得力のある意見が多く、「モバイルファースト脳」に少しでも染まることができたのでは、と思います。
ワークショップ形式を通じて「刷り込みが重要」と大本さん。そして「自分の頭で考え、間違うことも重要」と菊池さん。「間違いを正していくこと」機会は、自分たちで作りつつも、これからのイベントにも期待です。
印象的だったことをメモします。
- モバイルファーストはWebのみならず(マーケティングなどにも)
- Googleの元会長?が2年前から提唱していた
- PCサイトから情報を削るという発想は誤り
- スマートフォン「版」という発想がすでに誤り
- スマートフォンしか持っていないユーザのほうが多い
- もしもこの世にスマートフォンしかなかったらと考える
- ワークフローは、要件定義→ラフ(シナリオ)→ラフ(構成)→スケッチ(清書)→ユーザテスト→HTML/CSS→ユーザテスト
- デザインカンプは起こさない。端末の種類が多すぎて起こせない
- タップの指の範囲は8mm、スワイプは12mm
以下は、当日配布されたSwapSkills特製「Designing Comfortable Mobilesite」を使って、私がワークショップでスケッチしたもの。実際にスケッチをして、スケッチ上で指先で押せるかどうか、ユーザに課題を与えて目的に到達できるかどうか、テストします。

